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工事現場や建設現場で目にすることのあるクレーンですが、その操縦をおこなう人をクレーンオペレーターと言います。
クレーンオペレーターは、一見楽で稼ぎやすいように思えるかもしれませんが、実はかなり神経を使うので高い集中力などが求められます。
一方でクレーンオペレーターは現場で喧嘩が起こるなどが原因でつらくてやめたいという声も耳にします。
今回はそんなクレーンオペレーターについて、仕事内容や必要な免許・資格、給料、向いてる人まで一挙に解説していきます!
クレーンオペレーターの仕事内容
クレーンオペレーターは、その名の通りクレーンを扱って作業をする人のことです。
クレーンを使って何をするかというと、具体的には2つあります。見ていきましょう。
荷物や資材をクレーンを使用して吊る
まず、ヒトの力だけでは移動させることが難しい資材や荷物をクレーンで吊って移動させることです。
この移動のとき重要なことは、扱っているものを傷つけないだけでなく、周りの人や物に対して十分注意を配ることで危険にさらさないことです。
重い鉄筋や大きな鉄板などの運搬物を高低差のある所へ運ぶ
また、ビルなどのすごい高さがある現場でもクレーンオペレーターは活躍しています。建築資材など重量物を吊るした状態で地上から建物などの上の方へと運び上げるのです。
逆もしかりで、高所から荷物を地上へと降ろす作業もクレーンオペレーターは担っています。
このように、クレーンオペレーターの仕事はダイナミックでカッコいいところがあります。
その一方で数トンもあるような荷物を扱うなど危険を伴う場面もあるので、荷物の落下などの事故を起こさないためにクレーンオペレーターには十分な注意力と深い知識、高い技術力が求められます。
ビルの建設現場のみならず、港や工場などでも活躍しているクレーンオペレーターは、私たちの生活に不可欠な存在なのです。
クレーンオペレーターに必要な免許・資格
クレーンオペレーターとして活躍していくには、前提として資格が必要となってきます。その資格にも何種類もあるので紹介していきます。
玉掛け技能講習
クレーンオペレーターは重量物などを移動させるのみならず、フックに運搬物をかける作業をおこないます。その時に必要となってくる資格が玉掛け技能です。
クレーンに関する講習がある程度免除されたり、しかも取得までは一番長くて3日と短期間なので、おすすめです。
クレーン・デリック運転士免許(限定なし)
クレーン・デリック運転士免許は、扱う荷物の重量が5t以上の橋形クレーン、天井クレーン、ジブクレーンといったクレーンまたはデリックの操縦に必須の資格です。
クレーン免許とデリック免許は、昔は異なる免許でしたが、2006年に合体して現在のようになりました。
クレーン・デリック運転士(限定なし)は、「限定なし」の名の通り、あらゆるクレーンとデリックの操縦が可能です。
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クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)
次に、クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)です。
先ほどのクレーン・デリック運転士(限定なし)では、すべてのクレーン・デリックが対象でしたが、一方のクレーン限定では、デリックは操縦できない代わりにあらゆるクレーンが操縦可能となっています。
クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)
続いてのクレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)では、床上運転式クレーンと5t未満のクレーンの操縦が可能となります。
床上運転式クレーンとは、床の上で操縦をし、操縦者がクレーンの移動に合わせて動くクレーンのこと指します。
似ているもので床上操作式クレーンがありますが、これは床の上で操縦しつつ操縦者がつり荷の移動に合わせて移動するクレーンのことです。
移動式クレーン運転士免許
移動式クレーン運転士免許は、国家資格でクレーンが操縦できるようになります。
注意点としては、この資格を所持しているとクレーンは扱えるようになりますが、公道での運転はできません。公道での走行には、別で大きさに応じた運転免許が必要です。
色々なクレーンの種類
クレーンと一口に言ってもその種類はさまざまですが、ここでは主に移動式クレーンについて見ていきたいと思います。詳しく見ていきましょう。
移動式クレーン
移動式クレーンとは、さまざまな場所へと移動して作業できるクレーンのことです。
活躍の場所は主に工事や建築の現場で、その用途や形状によってさまざまな種類があります。
トラッククレーン
トラッククレーンは、その名の通りトラックにクレーンが備え付けられているもので、道路を走るための運転席と、クレーン操縦用の運転席とが別々になっています。
道路を走るためには、クレーン関係の資格とは別で、その車両の大きさに合わせた自動車運転免許が必要です。公道の場合、5t以下の車両は大型免許が不要で普通免許で十分となっています。
クローラクレーン
普通タイヤがある位置が、キャタピラとなっているクレーンです。
大型なので公道を走行することができない一方で、キャタピラー(クローラ)を付けており地面との接地面が広いので、安定感が抜群で整備されてない現場でも活躍ができます。
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オールテレーンクレーン
オールテレーンクレーンとは、オルタークレーンとも呼ばれ、先ほど紹介したトラッククレーンと比べてサイズが大きく、8輪以上のタイヤを持つクレーンのことです。
サイズが大きいというのにもかかわらず、自由に動くことが可能で狭い場所でも移動ができます。
ラフテレーンクレーン
ラフテレーンクレーンは、ラフタークレーンとも称され、全てのタイヤが駆動することで荒れ地や狭い土地でなどでも走行可能となっています。
公道で目にした機会もあるのではないでしょうか?
また、間違われやすいユニック車についてはこちらで詳しく解説しているので是非参考にしてみて下さい!
クレーンオペレーターの年収・収入の平均・相場はどのくらい?
では、クレーンオペレーターの給与面についてはどのようになっているのでしょうか?
クレーンオペレーターの平均年収
求人情報などによると、クレーンオペレーターの年収の平均・相場はおよそ450~550万円ほどとされています。
資格を持っていないとできない仕事なので、現場の作業員の方より高い給料となっています。
ですが、天候や仕事の受注数などによって月にごとに大幅に変わっていくこともあります。
扱えるクレーンの種類と大きさによって給料アップ
クレーンオペレーターとして給料を上げるためには、クレーンで扱えるものの重量を増やすことが挙げられます。
より重いものをクレーンで扱うときには、少しの気のゆるみによる操縦ミスがより重大な事故に繋がる可能性が高まってきます。
このような理由で給料が上がっていくのですが、その反面そのレベルに至るまでの道のりは決して簡単なものではありません。
そこで、未経験からキャリアを磨いていくのか、ある程度経験を積んだ状態からさらにまたレベルアップを目指すのかという点で解説していきます。
初心者のキャリアアップ
クレーンオペレーターとして新たにキャリアを始めるケースであっても、会社によっては募集・採用しているところがあります。
初心者がまず磨くスキルとしては、作業内容を覚えながらですが危険を察知する能力でしょう。
クレーンオペレーターの業務では、重量物を吊るして移動させるため、運搬物のみならず周りにも危険が及ばないように注意を払わなければならないからです。
先輩をお手本として仕事をこなせるようになってきたら、求められる資格を取得していきましょう。
中級者のキャリアアップ
ある程度経験を積んできたら、技能講習、特別教育などを受けることが良いでしょう。取得までがそれほど難しくなく5t未満のクレーンを扱えるようになります。
さらに5t以上のクレーンを扱えるようになるには、移動式クレーン運転免許が必要です。できる仕事量が増えるので、その分給料が増えていきます。
クレーンオペレーターのメリット
ここまでクレーンオペレーターのあれこれを紹介してきましたが、続いてそのメリットを紹介していきます。
快適な作業環境
工事や建築などの現場作業は過酷を極めます。肉体労働はもちろんのこと、季節によっては灼熱・極寒の中作業をしなければいけないときもあります。
しかしその一方で、クレーンオペレーターの作業環境は快適だと言えるでしょう。
というのも、操縦室には冷暖房が完備されているので、気温調整が可能で気温やなどがクレーンオペレーターの作業環境に影響を与えないからです。
さらには、立って重いものを自分の力で運ぶわけでもなく、座ったままでレバー操作により作業ができるからです。
給料は高いことが多い
先ほども紹介しましたが、クレーンオペレーターは収入が高いことが大半です。
仕事をこなしながら経験を積み、加えて紹介した資格などを取得していくことにより、さらなる収入アップにつなげていきましょう。
きつい仕事をどんどんこなし、スキルアップすることで昇給も狙える大型クレーンの免許を取得すれば、さらに高い給料となるでしょう。
免許・資格は有効期限がなく一生もの
クレーンオペレーターに関する「移動式クレーン運転士免許」などの資格は一回獲得すると、運転免許のような有効期限や更新がないので、一生ものの資格となります。
せっかく資格を取得したにもかかわらず、期限がある場合には更新しなければいけないのに、万一それを忘れてしまった場合には、さらには紛失・破損の場合にも資格失効となってしまいます。
ですが、クレーンオペレーターの場合にはその心配がありません。
資格を取得するまでは確かに大変ですが、一回取ってしまえばずっと資格が有効なのは大きなメリットです。
ただ、自動車運転免許は更新が必要なので注意が必要です。
女性・シニアの方も働きやすい
クレーンオペレーターの業務は、きびしい肉体労働とは異なります。先ほど紹介したように、冷暖房があるなど整った環境で、座りながらでの作業が可能となっています。
それゆえ、そんなに体力や力に自信のない女性の方も活躍できる場と言えるでしょう。
たしかに実際の現場では女性の姿を見かけることは決して多くはないですが、このクレーンオペレーターの領域においては、女性の丁寧さや細かさなどが生きてきて十分に能力を発揮できることもあり、現在女性クレーンオペレーターの数は増えつつあります。
またシニアの方に関しても満足に働けるとされています。
つらい肉体労働が課されない代わりに、重量物を運ぶので繊細さが要求されます。なので、少しの気の緩みが大事故に直結しうるのです。
シニアの方はそのあたりの集中力の面などが気になるところだとは思うのですが、シニアの方の強みである経験で、カバーされてる方も多くいます。
クレーンオペレーターのデメリット
一方のデメリットを紹介していきます。
責任が重い
クレーンオペレーターの仕事には、大きな責任が伴います。
クレーンオペレーターの仕事は、最初の方で紹介したようにクレーンで重い荷物を運んで動かすことですが、万一この荷物をどこか関係ないところにぶつけてしまったり、落下させてしまえば取り返しのつかない大事故になってしまう可能性があります。
被害を受けるものが「モノ」でも当然問題はありますが、現場にいる「人」に荷物が落ちてしまったらさらに大問題で命はないでしょう。ミスった、間違えたでは済まされません。
それゆえ、クレーンオペレーターには重大な責任があります。
技術が必要
今説明したようにクレーンオペレーターには事故が起こった場合に責任が問われます。
そんな事故を防ぐために必要なことのひとつとして、クレーン操縦などの技術が挙げられます。
確かな技術力があれば、事故に繋がってしまいかねないことをする可能性は限りなく小さくなります。
また素早く作業をおこなうことができるので、クレーンが運ぶ資材などを使う現場の方々にも良い影響があります。
このような技術を身に着けるには確かに大変だというデメリットはありますが、一度身に付けて研鑽を怠らなければ自身の武器となりむしろメリットとなるでしょう。
神経を使う・緊張感がある
クレーンオペレーターは神経を使うのみならず緊張感があります。
事故に気を付ければ気を付けるほど、緊張してしまうものです。緊張しすぎてあせるあまり逆に事故を起こしてしまってはいけません。
確かに緊張感は必要ですが、事故を起こすまいと神経を使い過ぎて過度に緊張してしまうことは毒なので、適度に緊張感をもって仕事をおこなっていきましょう。
現場で働いている人と喧嘩になる?
クレーンオペレーターは、作業現場のとび職の方との関係で困ってしまうことがあります。
クレーンオペレーター側の仕事が遅いと、現場全体の進行も遅らせてしまうことになるので、そこでとび職人ともめてけんかに発展してしまうこともあります。
クレーンオペレーターに向いてる人
ここまでクレーンオペレーターについて紹介してきましたが、最後に向いてる人について解説していきます。
向いてると言える人の特徴としては、メンタルが強いこと、一人が好きなことが挙げられます。
クレーンオペレーターの仕事は、現場全体の進行に大きく影響します。なのでもし作業の進みが遅いと現場の職人と揉めたり喧嘩になったりもします。
そのときにメンタルが強いと、揉めたことが後々の作業に悪影響を及ぼしにくいので、クレーンオペレーターに向いてると言えるでしょう。
また、クレーンオペレーターの作業中は操縦席にいることがほとんどなので、その分一人の時間が多くなっています。
なので、孤独の時間が好きならクレーンオペレーターは天職と言えるでしょう。
まとめ
今回はクレーンオペレーターについて解説してきました。
楽に稼げる仕事ではありませんが、頑張り次第でがっつり稼げる仕事でもあるので、もし興味がある方は検討してみて下さい!