大学を中退するのは「クズだ」と聞いたことのある方は決して少なくないのでは?
原因・背景がわからないままに、大学を中退した人に対してひとくくりに「クズ」とみなしてしまうのはどうなのでしょうか?
このような固定観念のせいで、決して少なくない大学中退者たちが心ない言葉に傷つき、どうしようもない不安に駆られています。
今回は、本当に大学中退者は「クズ」なのか徹底的に考察していきたいと思います!
大学中退がクズとされる理由8選!
さっそくですが、大学中退者がクズと言われてしまう理由について見ていきましょう!
クズとされる理由①大学中退者の数は少ない
2016年の文部科学省のデータ(大学における授業料滞納・中途退学・休学の状況)によると、昼間部の4年制大学の中退率はおよそ2%というかなり少ない数字となっています。
大学中退者に限らずマイノリティは、非難などされやすい傾向にあるのでクズと言われてしまいやすくなっています。
クズとされる理由②大学中退者は就職しにくい
先ほどのデータではさらに、29歳以下の大学中退者のうち、正社員は18.1%でアルバイトが25.5%であることも示されています。
「正社員が正義」であるような風潮がみられるので、クズとされやすくなっています。
クズとされる理由③大学中退者は給料が低い
厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査の学歴や性別ごとの賃金をみると、大学男子が391.9万円で高校男子が295.0万円。一方の大学女子が288.3万円で高校女子が218.0万円となっており、大卒と高卒とでかなりの格差が見られます。
このような格差が大学中退者への非難に繋がっているのではないでしょうか?
クズとされる理由④何事もサボりそう
大学を卒業するには、授業に休まず出席をしたりテストを受けたりしてコツコツと単位を取得していかなければなりません。
これはつまり逆を考えると、大学を卒業できずに経済的事情などをのぞいた怠惰な理由で中退してしまった人は、どうしようもない「サボり癖」があるとみなされてしまいがちです。
社会で求められることのひとつに、物事を最後までやり抜くことが挙げられますが、大学を中退者はこの能力が欠如しているからクズと言われてしまいやすいです。
クズとされる理由⑤周囲に合わせられない
十分な単位を取得できなかったことは、大学を中退する理由としてよく言われることです。
この単位取得のコツは大学の友達と協力することなのですが、大学を中退したということは友人との協力ができなかったのでは?と思われてしまうことがあります。
これはつまり、サークルや部活、クラスなど周囲に合わせられなかったと考えられてしまう一因となります。
クズとされる理由⑥向こう見ず
大学中退をしてしまうと最終学歴は「高卒」となってしまいます。先ほど紹介したように大卒と高卒ではほとんどの場合賃金にかなりの格差が出てきます。
一般的な考え方をすると、わざわざ中退して「大卒」の肩書きをあきらめて、時間とお金を無駄にするのは向こう見ずだと思われることが多いです。
クズとされる理由⑦固定観念がある
そもそも理由もなく、「大学中退」と聞いただけで非難をする人も中にはいます。
このような人は大学中退は問答無用でクズだ!という固定観念にとらわれているのでどうしようもありません。
その周りの人たちもその人に影響されて大学中退をクズと思ってしまうので悪いスパイラルに繋がってしまいます。
クズとされる理由⑧お金のむだ使い
大学を中退してしまうと、そこまでにかかった入学金・授業料などのお金が戻ってきません。
さらにはそれまでの時間も無駄になってしまいます。
お金・時間という大切なものを大切にできないのでクズとされてしまうことが多いようです。
大学中退すると不安になること5選|よくある疑問を解決!
このように大学を中退すると周りから非難されてしまうことが決して少なくありません。
このような状況にいると、精神的に不安になってしまう人が多いです。自分だけじゃなく他の人も同じような悩みを持っていることはよくあること。ひとつずつ見ていきましょう!
不安・疑問①人生が詰んでしまう?
大学中退者の多くが一番考えることとして、「人生終了」つまり今後の人生が上手くいかなくなってしまうのではないか?ということがあります。
大学を中退したからといって、必ずしも人生が立ち行かなくなってしまうわけではありません。
就職する場合には苦労することになると思いますが、入社できればそこから逆転への道が見えてきますので、そこまでが踏ん張りどころです。
不安・疑問②就職は可能?
職業や企業の選択肢はある程度狭まってしまいますが、就職はもちろん可能です。
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不安・疑問③人間関係はどうなる?
大学のグループの人とは関係性が薄れていくでしょう。
ともに競えるライバルである友人がいなくなってしまうと、孤独感にさいなまれやすくなります。
さらに、大学の教授とのかかわりもなくなりやすいです。
なので大学の教授から推薦で就職できるという機会はなくなってしまうでしょう。
不安・疑問④生活が安定しない
中退をすると、いわゆるニートとなってしまいます。
実家暮らしならば問題ないように感じられますが、実際にはその分バイトなどに当ててお金を稼ぐのが一般的になっています。
ただ、このような生活は安定しないことがほとんどです。親が退職してしまえば一層生活は安定しなくなります。
不安・疑問⑤親不孝で心が痛くなる
大学を中退してからしばらくすると、周りに気が向けられるようになってきます。
特に親が中退したことに対して非難するのではなく、優しく接してくると申し訳なさが出てくることが多いです。
解決①悩みは打ち明けよう
大学を中退すると孤独になりがちで、まわりに相談できる人がいないということが多々あります。
悩みを打ち明けられないと、自分の中にもやもやが溜まっていっていつか爆発するかもしれません。
そのようなことが起きないようにするためできるできるかぎり相談したり話を聞いてもらうようにしましょう。
近年ではSNSが発達したことにより、さまざまな人とつながれるようになりました。そのうち同じ立場である大学中退者ともつながることも可能です!
先ほど紹介したように、大学中退者はその数が少ないので自分の周りだけで探そうとするとかなり難しいので活用しない手はないです。
解決②集団に属してみよう!
中退後は一人になりやすいです。ずっと常に一人でいると、気持ちが落ち込んでしまいうつ気味になってしまうことが多いです。
そのようなことを防ぐために、大学とは別の集団・コミュニティに身を置くことをおすすめします。
遊びでも勉強でもなんでもいいのでとりあえず入ってしまえば、同じ方向・目標を目指す仲間たちに囲まれて心が安定するでしょう。
特に集団が就活などを目的にしている場合には、大学中退者に不利な就活の有益な情報が手に入ったり、同じ境遇で就活に励んでいる人を見つけられておたがいに切磋琢磨しながら頑張ることができます。
大学中退は決してクズではない
非難されがちな大学中退者ですが、決してクズではありません。
というのも、中退しなければならない肯定的な理由や確かにクズと言われても仕方ない理由など、中退の理由はさまざまだからです。
たとえば、肯定的な中退理由としては以下のものが挙げられます。
- 就職
- 起業
- 転学
- 留学
これらのような理由で中退した場合には就活のとき、中退後にその目的から何を得て、どのように行動してきたのかを明確に伝えられられれば好印象となります。
退学の理由が肯定的な理由なのにもかかわらず、「大学中退者はクズ」とみなされるのは本当に正しいのでしょうか?そんなわけがありません。
さらにそのほかの理由としては、経済的困窮や病気・ケガが挙げられますが、これもひとくくりにクズと見なることが正しい事例とは言いがたいです。
また、否定的な中退理由としては以下のものが挙げられます。
- 大学の勉強についていけない
- モチベが無くなった
- バイトや遊びに時間をかけ過ぎていた
- 大学という環境に適応できなかった
このような否定的な理由で大学を中退した場合に対してクズという人が多いのです。これが原因で、肯定的な理由により中退してしまった人もまとめてクズと言われてしまうことが多いのです。
ただこのような否定的な理由でやめてしまった人でも、その背景にはどうしてもそうせざるを得なかった場合もあります。
それなのに、クズと言われたことで「自分はクズなんだ」と悪い方に思い込んでしまうことがあります。
悪いことに中退だと就活においては不利となってしまうので、余計「自分のようなクズはもうダメだ」などと気がめいってしまうこともあります。
さらに最近ではコロナの影響で大学を中退する人も増えています。
感染防止のために、大学の活動がオンラインでおこなわれることがほとんどとなってしまいました。
大学に行けないのに使っていない設備費などかかる費用はそのままという状況や、サークルや部活の活動が制限されることで友人や恋人がつくりにくい状況に不満を持っている人が多いです。
それゆえ、大学中退を考える機会が増えているのです。
クズから大逆転する方法3選
非難されがちな大学中退者ですが、その状況から脱却・逆転して成功するにはどのようにしたらよいのでしょうか?
逆転方法①実績をつくる
一般的に「成功」したと思われるには、実績をつくることが一番でしょう。
「実績」のひとつとして収入があるでしょう。その収入をつくるには数えきれないほどの方法があります。
例をあげると、起業して成功することで莫大な収入を得る方法があります。たしかに事業が成功するかは不確実なので不安はありますが、その分成功したときに得られる収入は多いです。
逆転方法②幸せになる
「成功」するだけが逆転の方法ではありません。自分なりの幸せが見つかればそれに向かって突き進んでいけばいいのです。
周りの意見に流されないことや、他人ではなくこれまでの自分と比較することなどを意識すれば、幸福度は上がっていきます。
たしかに「逃げだ!」という意見もありますが、人は人、他人は他人なので気にしなければいいのです。
逆転方法③就職をする
逆転方法①の収入ですが、企業に就職することでも得られます。
大学を中退した場合、最終学歴は「高卒」となるので、就職先としてはあまり学歴を重視しない業界がおすすめです。
企業と比べると安定性において上回っているので、安定を重視する人にはおすすめです。
おすすめの職業
では、大学中退者におすすめの職業にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は4つ見ていきましょう!
おすすめ職業①介護福祉
日本社会では高齢者の数が年々増加しているので、その高齢者をお世話する人の需要も上がってきています。
ケアスタッフは未経験でも就職ができるのでおすすめです。仕事内容としては、高齢者や介護必要者に対して、生活の補助です。
また、資格があると仕事が増えます。資格の種類としてはケアマネージャーや介護・社会福祉士や看護師などがあります。
この介護福祉という仕事は、直接要介護者から感謝の言葉をもらいやすいので、かなりやりがいを感じやすいです。
おすすめ職業②IT業界
つづいてはIT業界です。現代のわれわれの日常生活には、スマホやパソコンが必須です。IT業界はわれわれの生活と深くかかわっているので、その分需要も高いです。
仕事を大きく分けると、営業とエンジニアに分かれます。営業は顧客に対して働きかけます。一方のエンジニアはシステム開発などを作成していきます。
未経験からでも募集が可能なところも多いのでおすすめです。
おすすめ職業③建設業界
建設業界は、ここ5年で外国人労働者の数が約4倍増えているほど人材が不足しています。
それに対して、東京オリンピックや2025年の大阪万博、その2年後のリニア新幹線開業といった大きな仕事などがあるので、建設業界の仕事はあふれている状況です。
つまり人材に対しての仕事の量が多いので、求人が多くなっている状況です。
建築業界の仕事はさまざまで、実際に現場で活躍している職人だけではありません。施工管理をおこなう総合工事業者や整備をおこなう専門工事業者などがあります。
建築にかかわる資格があればもちろん有利ですが、資格が無くても応募可能なところもあります。
おすすめ職業④運送業界
最後に運送業界ですが、慢性的な人手不足があります。
近年ネットショッピングが流行り、その分運ぶものの量が増えましたが、それに十分に対応できるほどのトラック運転手がいないのです。
仕事内容としては、主に積荷を目的地まで運ぶことです。トラックの種類によって運べるものの量や配送距離は変わってきます。
もちろんやりがいもあります。トラック運転手は「日本の血液」の役割を担っています。トラック運転手がいないと荷物が運ばれなくなります。
荷物が運ばれないと、われわれの生活は成り立たないので、不可欠な存在になっています。
大学中退者の就職方法3選
では就職する方法にはどのような方法があるのでしょうか?
就職方法①バイトから正社員になる
バイトから正社員になることには大きなメリットがあります。それは、就職活動の比重が小さいことです。
就活で不利な大学中退者にはうれしいことですね。
さらには既に働いていた場所なので、仕事の経験がある状態から始められます。
就職方法②ハローワークを活用する
ハローワークを活用して正社員になるメリットは、大学中退者などどんな経歴の人でも気楽に利用できる点です。
一方のデメリットは、相談担当の方の差が激しいことがある点です。
就職方法③ランドパイロットで正社員になる
ランドパイロットでは、未経験からでも、トラック運転手の中でも収入の高い大型トラック運転手になるまでをサポートしています。
派遣ではなく正社員での採用となることや、「無料」で大型免許を取得できることなどがおすすめです。
まとめ
今回の記事では、大学中退者はクズなのか?ということについて解説してきました!
中退の理由は人によって異なり、一概に大学中退者はクズだとは決して言えませんでした。
今の状況から逆転を目指す方法のひとつとして、先ほど紹介したようにトラック運転手への就職・転職があります。
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