トラックドライバーに興味を持った方・現在トラックドライバーでより良い運送会社への転職を考えている方は「トラックドライバーのミカタ」がオススメ!。完全無料の「カンタン20秒検索」で、あなたの町の最高待遇求人をチェックしよう!
資格を持っておくことは、何かと就職・転職に役立ちます。「物流業界に転職する際に、なにか有利になる資格はないかな…」と思っているあなた、フォークリフトの資格を取得してみてはいかがですか?
フォークリフトの資格を取得すれば、物流業界だけでなく、スーパーなどの小売業界に、未経験からであっても有利に就職することができます。
関連記事:未経験からトラックドライバーになれるのか
ですが、フォークリフトの運転は難しいと耳にすることもありますよね。そこで今回は、フォークリフトの資格取得は難しいのか、フォークリフト資格試験の費用・日数、合格率、運転のコツ等について解説していきます!
フォークリフトとは?
そもそもフォークリフトとはなんでしょうか?
下の写真のような機械を見たことはないでしょうか。フォークリフトとは、人の力では持ち上げることのできない重い荷物を持ち上げ、運ぶ機械です。フォークリフトは1種類のみではなく、その大きさ、形からリーチフォークリフト・サイドフォークリフト・カウンタバランスフォークリフトに分けられます。
さて、フォークリフトを運転するには、資格が必要になります。こちらの資格は厚生労働省に認可された国家資格となります。また、更新の必要がありませんので、一度取得してしまえばその後何年経ってもこの資格を活かして仕事をゲットすることができます。
最大荷重1t以上のフォークリフトは運転技能講習の受講が必要
最大荷重1t未満のフォークリフトに関しては、特別教育を受け、修了証を受け取るだけで運転することができるようになります。この特別教育とはフォークリフトを運転する際の安全や衛生に関する学科・実技の教育です。こちらに関しては「試験を受けて合格する」という行程は必要ありません。
一方で最大荷重1t以上のフォークリフトを運転する際には、運転技能講習を受け、学科試験や実技試験に合格し、「フォークリフト技能講習修了証」を受け取る必要があります。
また、フォークリフトを私道で運転する際は上記の資格のみで問題ありませんが、公道を運転する際は大型、中型、普通、大型特殊、大型自動二輪、普通自動二輪、小型特殊免許のいずれかが必要になりますので注意が必要です。
フォークリフトの運転は難しい?
ネット上で、フォークリフトの運転は難しいという記事を多く見かけますよね。
事実、フォークリフトの運転は難しいです。運転が難しいと言われる理由は主に以下の2つです。
運転が難しいと言われる理由
①運転に慣れるまでに時間がかかる
フォークリフトのハンドル操作は複雑です。自動車とは違い、ハンドルを回した際に後輪が回ります。また、ハンドルが小さいということもあり、小回りが効きすぎてしまうことがあります。このような運転の難しさから、慣れるまでには多少の時間が必要なようです。
②ただ操作するだけではなく、安定性やスピードが求められる
フォークリフトの運転技術を仕事の場で活かすためには、安定性やスピードも大切です。その稼働場所は大抵狭い倉庫などであるため、周りにぶつからないような的確で安全な運転が必要です。また、業務ですので運転には一定以上のスピードも求められます。
合格させるための試験
ですが、運転が難しいからといって、ここで資格取得を諦めないでください。なぜなら、フォークリフト試験の合格率は90%以上と、とても高いからです。運転自体は難しいですが、試験自体は合格させるための試験と言っても過言ではありません。実技試験までに練習を積むことができ、学科試験前に重要なポイントを教えてもらえるので、真面目に講習を受ければ問題ありません。フォークリフト試験に落ちる人は以下のように限られているのです。
どんな人が試験に落ちる?
フォークリフトの試験に落ちてしまう人は
・講習によく欠席、遅刻する人
・学科試験の途中で退席してしまった人
・実技試験でシートベルト未着用、荷物落下等の危険運転をした人
といった人です。これを読んで、少し安心したのではないでしょうか。遅刻欠席をせず、実技試験で血迷ったことをしなければ、よほどのことがない限り落ちません。次から、試験の費用や日数、流れについて詳しく解説しますので、ここまで読んで「資格取ってみようかな…」と思っている人は最後まで読んでいってください。
フォークリフト資格取得にかかる費用・日数
フォークリフト資格取得にかかる費用・日数は普通免許をもっているかどうかで異なります。
普通免許を取得している場合
学科7時間+実技24時間=計31時間を4日間で受講します。費用はテキスト代を含めて3万円ほどです。
普通免許を取得していない場合
学科11時間+実技24時間=計35時間を5日間で受講します。実技の時間は変わらず、学科のみ余分に受ける必要があるようですね。費用はテキスト代を含めて4万円ほどです。
一週間かからず、比較的安いお金で国家資格を取得できるとなれば、取得しておいて損はありませんね。ちなみに、連続して講習を受ける必要はなく、土日のみや土日と平日合わせてなど、融通が効きますので、自分の予定に合わせて講習を組むことが可能です。
トラックドライバーに興味を持った方・現在トラックドライバーでより良い運送会社への転職を考えている方は「トラックドライバーのミカタ」がオススメ!。完全無料の「カンタン20秒検索」で、あなたの町の最高待遇求人をチェックしよう!
フォークリフト資格取得までの流れ
①教習所に申し込み
免許を取ろうと思ったら、まずは講習所に申し込みましょう。自分の地元の教習所でなければならない等の決まりはありませんので、受講料金や通いやすい場所によって自分の都合のよい教習所を選択しましょう。
申込みには申込用紙、講習のための費用、住民票原本が必要ですので、忘れずに準備してください。ちなみに、フォークリフトの試験は18歳以上であれば誰でも受験することができます。
②学科講習を受け、学科試験に合格する
講習は、まずは、座学での学科講習から始まります。学校での授業のように、テキストを開きながら座って話を聞くことがメインです。7時間、もしくは11時間の学科講習を受講した後に、60分の学科試験を受験します。こちらの試験はかなり簡単ですので、講習できちんと話を聞いていれば問題なく合格することができるでしょう。
③実技講習を受け、実技試験に挑む
無事に学科試験に合格した後、24時間の実技講習に移ります。実際にフォークリフトに乗って、発進、周回走行等の方法を学びます。
実技試験は減点式で、シートベルトのつけ忘れ、時間切れ等は即失格になってしまう場合もあります。
④資格取得
実技試験に合格すれば、晴れて運転資格が与えられます。この免許証の正式名称は「フォークリフト運転技能講習修了証」といいます。
トラックドライバーに興味を持った方・現在トラックドライバーでより良い運送会社への転職を考えている方は「トラックドライバーのミカタ」がオススメ!。完全無料の「カンタン20秒検索」で、あなたの町の最高待遇求人をチェックしよう!
フォークリフトを運転する際のコツ
最後に、フォークリフトを運転する際のコツを紹介しますので、実技講習やその後の実践に役立ててください。
①レバー操作のコツ
ブレーキ操作のためには、足元のブレーキだけでなく、前進やバックの際に使用するレバーの操作が必要です。フォークリフトには複数のレバーが備え付けられてますので、足元のブレーキだけに気を取られず、レバーの操作やその力加減に慣れましょう。
②ハンドル操作のコツ
フォークリフトのハンドル操作は、自動車のハンドル操作とは異なります。ハンドルを回すと前輪ではなく後輪が回るので、ハンドルを回しすぎると外輪差が大きくなってしまいます。ですので、ハンドルを大きく回す必要はありません。小さく切るだけでも十分曲がることができる仕組みになってますので、その点を理解して運転しましょう。
③インチングペダルの操作
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、フォークリフトの中にはインチングペダルというものがついている車両があります。インチングペダルを適切に用いることによって半クラッチ状態のまま止まることが可能になります。これによってシフトレバーをニュートラルに変える動作を省略することができますので、インチングペダルを適切に用いることは重要です。
・インチングペダルに足を乗せたまま走行しない
・インチングペダルを使用した状態だとエンジンブレーキが効かない
・半クラッチ状態を続けるとオーバーヒートしてしまう可能性がある
という3つの注意点を守って適切にインチングペダルを活用しましょう。
フォークリフトの資格は就職・転職に有利!
いかがでしたか?
フォークリフトの資格は国家資格ですので、持っていると物流業界・小売業界でとても重宝されます。また、取得するのにそれほど費用・日数がかかりません。運転自体は多少のコツが必要かもしれませんが、試験の合格率はとても高いですので、比較的とりやすい資格といえます。
就職・転職を有利に進め、選択肢の幅を広げるためにフォークリフトの資格を取得してみてはいかがでしょうか。