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車を運ぶ車、キャリアカー。大通りなどで見かけたことがあるのではないでしょうか?
キャリアカーは、新車や中古車を販売店などに運びます。 キャリアカーは、実は種類が多く、運転に求められる免許は車種によって違うので確認しなければなりません。
今回はキャリアカーの種類や種類別の必要な免許、さらには免許の獲得方法などを解説していきます!
そもそもキャリアカーとは?
キャリアカーとは、トラックなどの車両を運ぶ車のことを指し、カーキャリアや積載車、車輌運搬車とも呼ばれます。
軽自動車から2t車まで、運ぶ車両はさまざまです。
車を乗せて運ぶ点が、前輪ないし後輪を固定して他の車を牽引するレッカー車との異なる点となっています。
また、車を1台ずつでなく、一気にドライバー1人で複数台の車を運べるので人件費が抑えられる点も長所です。
キャリアカーがどのような種類かで必要な免許は違う
キャリアカーは種類が大きく3つあり、一台のみを運ぶローダー、複数台を運ぶトレーラーと単車があります。
求められる免許は、普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許とけん引免許、巻き上げウインチ資格の5種類の免許があります。
種類に応じた免許・資格を見ていきましょう。
ローダーに必要な免許の種類
キャリアカーの中では比較的小さいローダーは、荷台の上に1台の車両が載っているトラックのことで、別名でトランボとも呼ばれます。
最大積載数は1台で、一見ほかのキャリアカーなどど比較すると小さく見えるので普通免許でも十分扱えそうですが、実際に求められる免許としては、普通免許では不十分で、準中型免許、もしくは8t 限定中型免許が求められます。
これは、現行の道路交通法において普通免許で扱えるのは最大積載量2t未満のトラックなどですが、よく使用されているローダーは、最大積載量2~3.5tが多いからです。
実際に自動車業界全体では多岐にわたった分野で、最もよく使われているキャリアカーとなっています。
単車に必要な免許の種類
単車とは、2~5台くらいの車両を搬送できます。この大きさ・重さになってくると取得時期などに関わらず、普通免許での運転は不可能となっており、大型免許が必要になります。
余談ですが、単車という単語を耳にすると、よくオートバイなどを連想してしまいがちですが、そのオートバイとはまったくの別物ですので一応注意が必要です。
形状がトラックに似ているので、既に大型免許を持っていて大型トラックの扱いに慣れている方ならすぐに単車に慣れるでしょう。
2~3台を積んだ単車の最大積載量は約3.2t、車両総重量は約8tで、求められる免許は中型免許です。
4~5台を積んだ単車の最大積載量は6.5t以上、車両総重量は11t以上で、求められる免許は大型免許です。
トレーラーに必要な免許の種類
トレーラーは、サイズがかなり大きく、多く車両を積むことが可能となっています。
特徴としては、単車タイプと同じく上下2段の設計がされていて、また車両の移動をスムーズにするために、スロープが付いていたり、荷台自体がやや斜めになっているものもあります。
道路交通法では、最大全長が19メートル以内と定められており、搬送できる車両の数は6~8台です。なので、単車と比べて重いので、準中型免許や中型免許では不十分です。扱いには大型免許のみならず牽引免許が必要となってきます。
免許の取得時期が使用できるキャリアカーの大きさに影響する
平成19年6月1日以前に免許取得
平成19年6/2に道交法が改正され、6月1日以前には中型免許は存在しておらず、免許の種類は普通免許と大型免許の2種類だけしかありませんでした。
よって、平成19年6/1よりも前に普通免許を取得していれば、現在でも車両総重量8t未満・最大積載量5t未満の車が扱える8トン限定免許を持っていることになります。
扱えるキャリアカーは、ローダーと車両を3台まで積んだ単車となります。
平成19年6/1よりも前に大型免許を獲得していれば、今でもなお大型免許を所持しているとみなされます。単車のみならず牽引免許の所持でトレーラーも扱えます。
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平成19年6月2日以降・平成29年3月11日までに免許取得
平成19年6/1から平成29年3/11までの免許の種類には、普通免許・中型免許・大型免許の3種類ありました。
この時期に普通免許を獲得していた場合には、現在では車両総重量5t未満・最大積載量3t未満の車両を扱える5t限定免許と同じとみなされます。
今の準中型免許には及ばず、単車は扱えません。5t限定免許で扱えるのは、最大積載量3tまでの一部のローダーです。
平成29年3月12日以降に免許取得
平成29年3/12に再度道交法が改正され、準中型免許が追加され、現在まで続いている免許区分となりました。
これ以降に普通免許を獲得した人は、最大積載量2t未満のキャリアカーしか扱えないです。
今後普通免許を獲得したとしても、扱えるキャリアカーはないと言っても過言ではないでしょう。
2回にわたって行われた道路交通法の改正に伴って、変わっていった中型免許に関することについてはこちらで詳しく解説しているので是非参考にしてみて下さい!
キャリアカーに必要な免許の獲得方法
キャリアカーの種類に応じて求められる免許は異なり、その種類は複数あります。
ここでは、それぞれの免許について獲得方法について見ていきたいと思います。
普通免許の獲得方法
普通免許の獲得には3種類やり方があります。教習所への通学、教習所での合宿、一発試験です。
自動車教習所への通学は、そのまま教習所に通い試験を受けて免許を獲得していく方法です。
平均的な費用はATが20~30万円、MTが約18~28万円となっています。
合宿では、自動車学校の宿泊施設に2~3週間宿泊をすることで免許を獲得していきます。
通学と比べ、時間が短縮でき、一番早くて2週間で獲得できます。さらに費用についても、より安くなっております。
一発試験は、一発試験とは自動車教習所に通わず、運転免許センターや運転試験場で実技と学科試験を受ける方法です。一発と言えども、練習などで少なくとも7日、費用は26,300円かかってしまいます。
普通自動車の教習所についてはこちらで詳しく解説しているので是非参考にしてみて下さい!
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準中型免許の獲得方法
準中型免許は、普通・中型免許の中間の免許として新たに設けられました。
中型免許のような普通免許を獲得してから2年経過してなければいけないという条件がないので、満18歳以上から免許が取れます。なので、高校を卒業してからすぐに取得ができます。
準中型免許の獲得方法は、教習所はもちろん、免許合宿もあります。
普通免許を持っていない状態で、準中型免許を獲得するには時間は約2ヶ月、費用は約35万円かかります。
中型免許の獲得方法
ローダーと車両を最大3台まで乗せた単車が扱えるようになる中型免許の取得は、普通免許のように自動車教習所へ通うことでの獲得が大多数で、平均的な費用は約20~25万円です。
条件としては普通免許獲得後2年以上の経過と、適性検査があります。よって免許獲得年齢は、一番早くても普通免許獲得が18歳以上なので、20歳以上となっています。
大型免許の獲得方法
大型免許は、全種類の単車とローダーが扱えるようになり、仕事の幅がかなり広がります。
大型免許の獲得には、教習所に通う方法と合宿の主に2種類ありますが、基本的には合宿免許で集中して取ることが多いです。
獲得には、8t限定免許で10日間、費用は23万円かかり、普通免許しか持っていない場合には、技能教習が増え、最短でも14日かかります。
牽引免許の獲得方法
牽引免許は、トレーラーを扱えるようになるために必要な免許です。
牽引免許の獲得条件は、大型免許・普通免許・大型特殊免許いずれかを獲得していることと、適正検査の合格です。
満18歳以上で免許自体は獲得は可能なのですが、大型免許が求められるので早くても満21歳以上でないとキャリアカーの運転には及びません。
牽引免許も、これまでと同じ様に教習所や免許合宿で取得する方法が一般的です。免許合宿で大型免許などと一緒に取得するケースが大多数となっています。