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大型免許を取得することができれば、大型バスや大型トラックを運転することができるようになります。
あんなに大きなものを扱うにはどんな免許や資格が必要なのでしょうか?その免許・資格は取得するまでにどれほど費用や時間がかかるのかも気になりますね。
今回はそんな大型免許の取り方について解説していきます。
大型トラックとは?
ところで、大型トラックとはどんなトラックのことを指すのでしょうか。一般に、大型トラックとは10tトラックのことを指します。10tと聞くと「10tの荷物を詰めるトラックのことか」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。車両総重量が11t以上、最大積載量が6.5t以上のトラックを10tトラック、すなわち大型トラックと言うのです。
大型トラックは他の車両と比べて運転が難しく、長時間の運転もこなすためつらい部分ももちろんあります。
しかし現在、ネットショッピングの活発化などにより、大型トラックへのニーズは高まり、大型免許取得への注目は高まっているのです。
そんな大型トラックですが、運転には大型免許が必要となっています。
大型自動車運転免許を取得するための資格・条件
大型自動車免許試験を受験するためには、以下の要件を満たしている必要があります。
年齢:満21歳以上
資格:普通自動車免許(MT)・準中型免許・中型自動車免許・大型特殊自動車免許のいずれかを取得しており、取得から3年以上経過している※免許停止期間は換算されない
視力:左右それぞれ0.5以上、両目で0.8以上(矯正してもよい)
深視力:三棹法での検査平均の誤差が2cm以内
聴力:10m離れた状態で90dBの警音器が聞こえること (補聴器使用可)
色彩識別:赤色、青色、黄色の区別が可能
大型免許を取得するには2つの方法がある!
大型免許の取得には2種類「教習所に通う」と「一発試験」の2種類があります。ひとつずつ見ていきましょう。
自動車教習所へ通う
大型免許を取得する最も一般的な方法が教習所に通学することです。
教習所に通学する場合、取得までの流れは基本的に普通免許の取得と同じです。まず第一段階として技能教習を受け、修了検定に合格した後に仮免許証が交付されます。第二段階である実際の路上での教習を終えると、卒業検定があり、卒業検定に合格した後、運転免許試験場で適性検査を受けます。この適性検査に合格することで、晴れて大型免許証が交付されます。
ちなみに、大型免許取得時には学科試験を受ける必要はありません。さきほど述べたように、大型免許取得のためにはなんらかの免許を持っていることが条件となりますので、学科試験は免除されます。
なお、保有している免許によって、教習所での教習時間は下記のように異なりますので、自分の持っている免許と照らし合わせてみてください。
所有免許 | 技能教習 | 学科教習 |
普通自動車免許(MT) | 30時間 | 1時限 |
普通自動車免許(AT限定) | 34時間 | 1時限 |
準中型 | 23時間 | なし |
準中型免許5t限定(MT) | 26時間 | 1時限 |
準中型免許5t限定(AT限定) | 30時間 | 1時限 |
8t限定中型免許(MT) | 20時間 | なし |
8t限定中型免許(AT限定) | 24時間 | なし |
中型免許(MT) | 14時間 | なし |
大型特殊免許 | 45時限 | 4時限 |
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運転免許センターでの一発試験
教習所に通うことなく直接試験を受けるのが、一発試験です。メリットとして、教習所に通うのと比べて費用が抑えられるという点や、さらに教習にかかる時間がないので、時間も節約することができる点が挙げられます。
しかし、一発試験は非常に合格率が低いです。平均して30%を下回るデータもあります。合格できず、繰り返し受験してしまうと、結局は教習所通学の出費と同じになってしまうことも稀ではありません。
中型トラック以上の運転をしたことがないと、ほぼ不可能です。
大型免許取得でできること
運転できる車
大型免許を取得すると、ダンプカーやミキサー車といった大型自動車が運転できるようになるだけではありません。その他に、普通自動車、中型自動車、トラクターなどの小型特殊自動車、原付といったあらゆる自動車を運転することができるようになります。また、大型バスを運転することも可能ですが、乗客を乗せるためには「二種免許」の取得が必要になります。
ちなみに、小型特殊自動車は運転できますが、大型特殊自動車の運転には新たに大型特殊免許が必須になりますので注意が必要です。
大型免許と同時取得が可能な免許
①牽引免許
車両総重量750kgを超える車を牽引する場合には、牽引免許が必要です。
②大型特殊免許
大型特殊自動車とは、ブルドーザーやショベルカー、クレーン、除雪車など一般の車とは異なる用途を持った車のことです。建設現場等で大活躍の免許ですので、大型免許と一緒に取得して損はないでしょう。
大型免許取得に関する法改正
平成19年6月の法改正により大型免許の取得条件が大きく変わりました。
平成19(2007)年6/1以前の普通免許では、
構内教習の第一段階で8時間、路上教習の第二段階で14時間、計22時間の実技教習だけで大型免許の取得ができたのですが、平成19(2007)年6/2以降の普通免許では、 構内教習の第一段階で12時間、路上教習の第二段階で18時間、さらに学科教習が1時間必要になりました。
またこの法改正後に、中型免許が生まれました。中型免許から大型免許を取得するには、実技14時間が基本教習時間となっています。
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大型自動車運転免許を取得するまでの期間
まず、期間について見ていきましょう。
大型免許取得までの期間は、通いで1.5カ月から2カ月と言われます。
この取得期間の幅は、中型免許・普通免許どちらから大型免許を取得するのかで決まってきます。
中型免許を持っている人は、乗車教習時間が15時間ですが、普通免許しか持っていない人は、30時間の乗車教習時間必須です。
1日に受けられる最大の教習時間も、第一段階で2時間、第二段階で3時間となっているので、普通免許からの大型免許取得は、最短で2ヶ月ほどでしょう。
教習所で行われる試験は、実技試験のみです。学科の本免試験は、免許センターで行われ、合格すれば、はれて大型免許となります。
費用はどれくらいかかる?
大型免許を取得するためにかかる費用は、その取得方法によって異なります。
教習所に通う場合は、普通自動車免許を持っている方でおよそ35万円ほどです。中型自動車免許を所有している場合は20~25万円ほどで取得することが可能です。
一方で、一発試験で取得する場合の相場は4万円ほどです。
大型免許の取得には、かなりのお金がかかるようですね。しかし、教育訓練給付金制度を利用すれば、最大で10万円の助成金を受け取ることができます。教育訓練給付金制度については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参照してみてください!
大型トラックドライバーは稼げる?年収を紹介
他の車両と比べて運転が難しく、長時間の運転もこなすためつらい部分ももちろんありますが、一方で給料はその分恵まれています。
大型トラック運転手の平均年収はおよそ450~650万円となっています。
他のトラックドライバーである、小型トラックドライバーの平均は、およそ300〜400万円で、中型トラックドライバーの年収の平均はおよそ450~550万円と言われているので、比較すると給料的に恵まれていると言えるでしょう。
まとめ
今回は大型トラックについて解説してきました。
確かに他のトラックと比較すると受験資格や取得が簡単ではないですが、その分給料面では優れています。
近年はトラックドライバーは不足しており、需要が高く就職しやすいのでおすすめです。
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