この記事では、オートマ限定免許を取得した後に「やっぱりマニュアル免許も取得したい！」と考えている人向けに、その方法をお教えします。

結論から言うと、オートマ限定免許しか持っていない場合、オートマ限定免許の限定解除をすることでマニュアル車も運転することができるようになります。

これから限定解除の具体的な方法やその費用、おすすめのマニュアル車などについて詳しく解説していきます。

オートマ限定免許を取得する人は増えている

　最近では、マニュアル免許ではなくオートマ限定免許を取得する人が増えているようです。オートマ車はニュアル車よりも運転が簡単ですし、近年発売されている自動車のおよそ98％はオートマ車と、市場のほとんどをオートマ車が占めているようです。こう見るとマニュアル免許を取得する必要が年々薄くなっているのも頷けます。

ですが、職業上の理由や「どうしても乗りたいマニュアル車がある」などの理由からマニュアル免許を取りたい人もいるのではないでしょうか。

AT限定免許の限定解除とは

AT限定免許を所持している場合、また最初から教習所に通って何時間も講習を受ける必要はありません。AT限定免許についている「限定」という条件を解除することによって、マニュアル車も運転できるようになります。AT限定免許のみでオートマ車を運転することは違反になりますので、必ず限定解除をする必要があります。

限定解除の方法と費用

限定解除の方法は「教習所に通う」という方法と「運転免許センターにいって技能審査に合格する」という２つの方法があります。

教習所に通う

一般的なのは、自動車教習所に通い、限定解除の技能講習を受けた後に技能審査を受ける方法です。路上講習はありませんが、教習所内で以下の技能講習を受ける必要があります。なお、技能講習を受ける時間は4時限以上と決まっています。

• クラッチ操作
• ギア操作
• 坂道発進
• 縦列駐車
• S字カーブ
• クランク
• 方向転換
• 踏切での停止、発車

これらの講習受講したのちに教習所で技能審査を受けることができます。技能審査に合格するともらえる技能審査合格証明書を持参して運転免許試験場に行くことで、その日のうちに限定解除してもらえます。

運転免許試験場で技能審査を受ける

もう一つの方法は、運転免許試験場で直接試験を受ける方法です。運転免許証を持参して運転免許試験場に行き、技能審査を受けるのです。講習所に通わない分費用は安くすみますが、一発で試験に合格するのはほぼ不可能です。オートマ車とマニュアル車の運転操作はかなり異なっていますので、教習所に通ってから審査を受けることをオススメします。

限定解除にかかる費用

教習所に通う場合、費用は5万円前後です。技能試験に不合格となった場合のみ追加で補習費用およそ5000円＋検定料金およそ6000円がかかります。

一方、運転免許試験場に直接審査を受けに行く場合は試験手数料1400円＋試験車使用料1450円＝合計2850円（東京都の場合）と、とても安くすみます。

かっこいいおすすめのマニュアル車を紹介

絶滅の危機に瀕していると言われるマニュアル車ですが、実は近年、マニュアル車はにわかに賑わいを見せているのです。自動車好きな人にとってマニュアル車は「車を操作する喜び」を感じさせてくれるのかもしれません。この記事では最後に、かっこいいおすすめのマニュアル自動車を紹介します。

①マツダ　ロードスター

まずおすすめするのが、マツダのロードスターです。「世界で最も生産された2人乗り」として世界に名を馳せたオープンスポーツカーです。スタイリッシュで軽量なボディが特徴で、1989年の発売以来多くの人に愛されています。

②スズキ　スイフトスポーツ

次におすすめなのが、スズキのスイフトスポーツです。マニュアル車でありながら、コントロールのしやすさが特徴で誰にでも乗りこなすことができます。価格も他と比べて低いですので、初めてのスポーツカーとしておすすめです。また、収納も広々していてファミリー層にもおすすめです。

まとめ

オートマ限定免許しか持っていない人がマニュアル車を運転するには、限定解除をする必要があります。限定解除することで、運転できる車の幅が広がりますので、ぜひ検討してみては？

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