【トラックの種類・車種】(最大積載量・形状・サイズ・寸法)を解説!

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普段の生活で目にしないことはないトラック。

コンビニの前や駐車場で止まっていたり、国道や町中などを走っているところを見たことはあると思います。

そんなトラックですが、大型トラック・中型トラック以外にもさまざまな種類があることをご存じだったでしょうか?

今回はトラックの種類について徹底的に解説していきたいと思います!

トラックの種類

先ほど述べたように、トラックにはさまざまな種類があります。

その分け方としては荷台の寸法や積載量などや、さらには使い方による形状があります。

それでは見ていきましょう!

サイズ(車両寸法)・最大積載量・車両総重量での分類

まずは、形状ではなく、サイズによる分類について見ていきましょう。

サイズで分ける方法には2種類ある

道路運送車両法を基にした保安基準トラックメーカー、この2つによる区分が主にあります。

保安基準では寸法・最大積載量・車両総重量を、メーカーでは2tや4tなどの標準的な積載量を基本的な基準としています。

小型トラックの特徴と主な種類

全長✖全幅✖全高最大積載量・車両総重量
4,700mm以内✖1,700mm以内✖2,000mm以内3t以内・5t以内

小型トラックは2tトラックなどとも呼ばれ、主に食品配送など近距離の仕事で活躍しています。

メーカーの種類では、いすゞのエルフ・三菱ふそうのキャンター・トヨタのダイナなどがあります。

各種類別での大きさは以下のようになっています。

・ショートボディ

全長2,500mm✖全幅1,600mm✖全高380mm

・標準ボディ

全長3,100mm✖全幅1,600mm✖全高380mm

・ロングボディ

全長4,300mm✖全幅1,700mm✖全高380mm

・ワイドロングボディ

全長4,300mm✖全幅2,000mm✖全高380mm

中型トラックの特徴と主な種類

全長✖全幅✖全高最大積載量・車両総重量
12,000mm以内✖2,500mm以内✖3,800mm以内6.5t以内・1.1t以内

中型トラックは別名4tトラックとも言われています。

中型トラックのサイズは大型トラックよりも小さく小型トラックより大きいので、活躍するフィールドは、近距離だけでなく中・長距離も含まれており、汎用性が高いものとなっています。

メーカーの種類では、いすゞのフォワード・三菱ふそうのファイター・日野のレンジャーなどがあります。

各種類別での大きさは以下のようになっています。

ショートボディ

全長4,350mm✖全幅2,040mm✖全高400mm

標準ボディ

全長6,200mm✖全幅2,130mm✖全高400mm

ロングボディ

全長7,200mm✖全幅2,130mm✖全高400mm

スーパーロングボディ

全長8,200mm✖全幅2,130mm✖全高400mm

ワイドボディ

全長6,200mm✖全幅2,340mm✖全高400mm

大型トラックの特徴と主な種類

全長✖全幅✖全高 最大積載量・車両総重量
12,000mm以内✖2,500mm以内✖3,800mm以内6.5t以上・1.1t以上

10tの重さを誇る大型トラックですが、その大きさを生かし大量の荷物を運ぶことが可能となっているので、主に長距離の運搬で活躍しています。

メーカーの種類では、いすゞのギガ・日野のプロティア・日産UDのクオンなどがあります。

これら3種類のトラックの価格・値段についてはこちらで解説しているので是非ご覧ください!

形状での分類

先ほどまでは、ざっくり大きさ・重さで分類してきましたが、以下ではトラックの形で分類していきたいと思います。

ウィング車

ウィング車の「ウィング」とは、まるで鳥の両翼のように荷台が開くことに由来します。

ウィング車は、「ガルウィング車」や「側面開閉車」とも称されることがあります。

ウィング車の長所としては、側面が開くおかげで、両横のみならず後ろからも荷物を積むことが可能となっている点です。

これにより後ろから長方形の荷物が入れやすかったり、側面から余すことなく荷積みがおこなえます。

バン車

バン車とは、主に商用車として貨物を運ぶための車両のことです。

次に紹介する平ボディと異なり、バンには屋根が付いており雨・雪などを気にせずに荷物を運ぶことができます。

また、小回りが効くことや、荷室スペースとキャビンが一体化している所も長所となっています。

平ボディ(アルミブロック)

トラックの形で1番スタンダードとされています。

荷台部分が開けているので、荷積み・荷下ろしのときに、邪魔になるものがないので、スムーズに作業ができたり、荷物の形を選ばないところが長所となっています。

形状には低床タイプや高床タイプといった種類があります。これは、地面を基準としてそこから荷台の下面までがどのぐらいの距離なのかを表しています。

冷蔵冷凍車

冷蔵冷凍車は、冷蔵機・冷凍機や荷台に断熱材を備え付け、温度を-30°Cなどに保つことで、温度管理が必須となっている生鮮食品や医薬品などを運搬しています。

また、冷凍機を備え付けずに、断熱材だけを使用しているものは、冷蔵冷凍車ではなく保冷車と分類されます。

ユニック車

簡単に言えば、クレーンが備え付けられたトラックのことで、正式名称は「搭載型トラッククレーン」とされています。

土砂ダンプ

土砂ダンプとは、土砂などの積載・運搬・排出を目的とした車両で、広くダンプカーと言われます。

活躍の場所は主に、建設現場や工事現場で、荷台を後方へ傾けることで砂利・砂・土といった運搬物を一気に排出できる仕組みになっています。

クレーン

クレーン車とは、トラックの荷台部分にクレーンを備え付けたもので、荷物をクレーンで引き上げることによって荷積み・荷下ろしが可能となっています。

ラフタークレーン

ラフタークレーンは、ラフテレーンクレーンとも呼ばれてるクレーン車です。

ラフテレーンとは不整地のことですが、荒地などの不整地も走ることが可能となっているためこのような名前となっています。

特徴としては、走行とクレーン操作とが同じ席で可能となっている点があります。

最高速度が50km/時なので高速道路を走ることはできませんが、公道を自ら走行できるので、普通のクレーン車のような車両にクレーンを載せる手間なのが省かれることが一番の長所となっています。

トラクターヘッド(トレーラーヘッド)

トラクターヘッドとは、主にトレーラー(牽引車)の運転席部分のことです。つまり、トレーラーを牽引する部分のことです。

トレーラーは自分で走ることはできないため、トラクターヘッドに牽引してもらうことでその役割を果たすことができます。

ミキサー車

ミキサー車とは、荷台部分に生コンクリートを入れるためのミキシングドラムが備え付けられた車両のことです。正式にはレディミクスト車と呼ばれています。

用途としては、生コンクリートを工事現場まで運ぶことが挙げられます。

生コンクリートの構成要素はセメント・骨材・水ですが、これらが分離しないようミキシングドラムがその名の通りに回転して生コンクリートを「混ぜる」ことで、生コンクリートの状態を適切に保っています。

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高所作業車

高所作業車とはリフト車とも呼ばれ、高いところで作業をおこなうための昇降装置が備え付けられたトラックのことで、自走が可能なものもあります。

高いところでの作業は例を挙げれば、電信柱・信号機・建築現場・電話線といったさまざまなものがあります。

パッカー車(塵介車)

普段の生活で見かけることの多いゴミ収集車には、実は種類がありますが、そのうちの一つがこのパッカー車です。

パッカー車は、塵芥(じんかい)車とも呼ばれ、ちなみにですが、「塵(ちり)」「芥(あくた)」は共にごみのことを表しています。

そんなパッカー車のゴミの圧縮方法ですが、3種類あります。

プレス式・・・家庭ごみならず、冷蔵庫や家具といった粗大ごみも圧縮できるほど強力です。

巻き込み方式・・・家庭ごみなどの一般廃棄物の処理に適して、回転板式とも称されます。

荷箱回転方式・・・積載量が小さく作業効率に問題があるとされたため、近年はでは見かけなくなりました。

バキュームカー

バキュームカーとは、タンクと吸引機が備え付けられた、排泄物などの収集をするトラックのことです。

産業廃棄物の処理をおこなったり、浄化水槽を清掃・保守点検したり、さらには汲み取り式トイレで汚物を回収することなどが、バキュームカーの役割となっています。

バルブを閉じてタンク内を真空にすることで、タンクの内と外で生み出した気圧の差を利用して吸引力を作り出しています。

レッカー車

レッカー車とは、事故や故障、違反した車両の前輪・後輪を吊り上げて牽引するためのクレーンが備わった車両のことです。

前述のようにレッカー車は、車を引っ張っていく牽引車ですが、牽引免許は不要で車両の大きさに応じた運転免許が必要となっています。

穴掘建柱車

穴掘建柱車とは、ポールセッターとも呼ばれるように、建柱工事のための掘削(くっさく)スクリューが備わったクレーン車のことです。

大型トランス・大型電柱も引き上げることも可能となっています。

コンクリートポンプ

コンクリートポンプ車は建築現場などで活躍しており、ミキサー車が運搬してきた生コンを、打設現場へ圧力をかけて運送するポンプが備わった車両のことです。

高圧洗浄車

高圧洗浄車とは、高圧ポンプや水タンクを利用して下水管・排水管の洗浄をおこなう車両のことです。

高圧ポンプにより圧力をかけられたタンク内の水が、ホースの先についているノズルを介して勢いよく放出されるのです。

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活魚運搬車

活魚運搬車とは、まだ生きた魚の鮮度の保つためなどに水槽が備え付けられえている車両のことです。

水槽部分についてですが、ガラス繊維が混ざったプラスチックと断熱材との合成素材でできており、水温が外から影響されにくいという特徴があります。

さらに、水槽の中をできるだけ自然に似せるために、酸素供給・水温調節・ろ過などが行われており、長時間の輸送でも魚が生きていられます。

タンクローリー

タンクローリーは、ガソリン・アスファルト・水といった主に液体・形のないものを運搬する貨物自動車のことです。

そんなタンクローリーには以下の3種類があります。

危険物ローリー

消防法における石油・劇薬などを扱います。

粉粒体運搬車ローリー

牛乳などの食品から毒物、セメントを扱います。荷台の構造や荷役のやり方、運ぶ荷物に由来して、「ホッパー車」や「エア車」「バルク車」「バルクローリー車」とも呼ばれます。

高圧ガスローリー

その名の通り高圧ガスを扱います。

運搬物に応じて必要な資格は異なってきます。

危険物には「危険物取扱者」の資格が、毒物には「毒物劇物取扱責任者」が、高圧ガスには「高圧ガス移動監視者講習」の修了が求められます。

高圧洗浄車

高圧ポンプと水タンクが備え付けらた車両のことで、普通取るのが難しい汚れや洗浄をおこなうのが容易ではない場面で活躍しています。

具体的には、側溝・下水道から排水管などが挙げられます。

高圧ポンプによって圧力がかけられたタンクの水が、特殊ノズルを通じて噴出されることで洗浄をおこなっています。

水素運搬車

水素の運搬方法としては大きく4種類ありますが、高圧で水素を圧縮する方法が一番メジャーです。

この方法で水素を運ぶのが水素運搬車です。

水素は、-253°Cまで冷やすと体積がおよそ1/800ほどとなり、多くの水素を運ぶことが可能となっています。

馬運車

馬、特に競走馬を運搬する車両です。

馬のための場所として、「馬房」というものがあり、そこには最大で6頭積めますが、安全などを考えて4頭積むのが基本となっています。

ダブルキャブ

通常トラックとは、荷物をなるべく多く運ぶものなので、その分人が乗る部分は小さくなりますが、ダブルキャブはその逆です。

荷物の積載量は減ってしまいますが、その分人が多く乗れるような仕組みになっています。

荷物ではなく人が多く必要となるような場面としては、多くの作業員が必要な建築、引越しなどがあり、そこのダブルキャブは活躍しています。

散水車

貯水用のタンクと散水用のポンプが備え付けられている車両です。

道路の掃除から、凍結防止剤の散布などで活躍しています。

ウォークスルー

運転席から荷台や助手席などへと通り抜けて移動できる車両のことです。

子供のいるファミリー層や宅配向けに活躍しています。

現金輸送車

主に現金の運搬をおこなう装甲車の一つです。

現金輸送にあたって、普通の車両よりも頑丈で、防犯対策として金庫室や電子錠が備わっているものが多いです。

霊柩車

告別式の後、遺体を火葬場・墓地に送るための車両です。

様式には、大きく4種、洋型・宮型・バン型・バス型があります。

リンボーバン

荷物の大きさに応じて、荷台の高さを変えられる車両のことです。

このように高さを変えることで、車両の高さに制限があるところへの対応が可能となっています。

まとめ

さまざまな種類のトラックがあることがわかりました。トラックドライバーのミカタで無料で免許を取得し、皆さんも気に入った車両でドライバーにチャレンジしましょう!

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