【ヤマト運輸のドライバーはきつい?】仕事内容や良い面を紹介

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親子のクロネコマークを知らない人はいないでしょう。「クロネコヤマト」でおなじみのヤマト運輸は、今や街で毎日のように見かける運送業界の重鎮的な存在です。そんなヤマト運輸でドライバーどして働くことにはどんなメリットがあるのでしょうか?ネット上には「ヤマト運輸はきつい」などという噂が広まっていますが、その実態はいかがなものなのでしょうか。

今回は、ヤマト運輸という会社について解説しつつ、実際に働いたらどんなきついこと、またはいいことがあるのか紹介します。

トラックドライバーへの転職を考えている人は必見の記事です。

「ヤマト運輸」ってどんな会社?

会社概要

こちら、ヤマト運輸の企業概要になります。

商号ヤマト運輸株式会社(YAMATO TRANSPORT CO.,LTD.)
資本金500億円
設立日2005年(平成17年)3月31日
電話03-3541-3411
代表者代表取締役社長 長尾裕(ながおゆたか)
事業内容「宅急便」など各種輸送に関わる事業
社員数191,172名(2022年3月31日現在)
拠点数4,016
ヤマト運輸 公式企業サイトより引用 https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/corp/

日本運送業界の重鎮なだけあり、従業員数や拠点数はとても多いですね。会社が大きい分、信頼性や安定性は高いといえるでしょう。

仕事内容

ヤマト運輸の仕事のメインは「セールスドライバー」です。具体的には、集荷と配達業務が挙げられます。重い荷物の積み下ろしやお客さんと対面してのコミュニケーションが求められることも特徴です。

こちらは、ヤマト運輸で働くドライバーの一日の例です。

8:00出勤 車両点検 朝礼
8:30午前の配達開始
13:00帰社 午後の便の荷物仕分け
13:30休憩
14:00午後の便配達開始
15:30集荷開始
18:00帰社 発送作業
18:30夜間配達開始
20:00帰社 事務作業
20:30退勤

一日一回配達して終わりなのではなくて、何度か荷物を積み込み、配達に向かうようですね。もちろん、所属している営業所によって多少異なりますが、正社員であれば基本的に拘束時間が長いことは特徴なようです。

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ヤマト運輸がきついと噂される理由

クロネコ

①長時間労働

クロネコヤマトがきついと噂される理由はなんといっても拘束時間の長さがあります。

運送業界は今、慢性的な人手不足です。さらに、最近ではAmazonやSHEINなど、ネット上でショッピングをする動きが広がり、トラックドライバーへの需要はとどまるところを知りません。ですので、必然的にトラックドライバーには長時間労働が強いられることになります。

ヤマト運輸は2016年に労働基準法違反により是正勧告を受けたことがあります。残業代未払い、長時間労働が勧告内容です。人手不足に伴うドライバーの負担増加は、ヤマト運輸でも例外ではないようです。

ちなみにヤマト運輸は現在、長時間労働の抑制や有給休暇取得の推進を進めています。「ホワイト物流推進運動」にも賛同し、労働者の労働条件改善に取り組んでいます。

関連記事:【ホワイト物流とは?】国土交通省が主導しているホワイト物流推進運動について徹底解説!

②再配達

長時間労働になる原因のひとつは再配達です。一度届けに行ったのに、家主が不在だった場合には、荷物を置いていくことができず、届け先に再び配達しなけれればなりません。

配達時間の指定をしたにも限らず、不在の場合も少なくないので、再配達を何度もしなければならないのはストレスかもしれませんね。

特にヤマト運輸はAmazonの荷物も請け負っているため、その負担は大きいです。

③ノルマがある

ヤマト運輸には、2種類のノルマがあります。ひとつは物販ノルマです。ヤマト運輸はオンラインギフトショップを展開しており、配達の際にこれらの商品の営業をかけなければなりません。クリスマスケーキやカーネションといった季節物やギフトセットを扱うことが多いです。

ノルマは所属する営業所によっても異なりますが、だいたい2万円以上のノルマが課せられているようです。

もうひとつのノルマは新規顧客獲得に関するノルマです。法人向けに、継続的な取引相手を見つける営業をかけることが求められます。

これらのノルマをクリアしないと、減給もあるようです。

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④時間指定配達

時間指定配達は、仕事の手間を増やすことにつながります。「〇〇に先に寄ったほうが近いのに、時間指定があるから先に□□に行かなきゃ…」といったように、効率よりもお客さんの指定した時間に合わせて配達をする必要があります。

⑤肉体労働

ヤマト運輸での配達はとても体力を使います。長時間トラックの運転をする上、荷物の積み込みや積み下ろしもするなど、筋力に自信がある人でないと難しいかもしれません。

⑥面倒な顧客対応

ヤマト運輸は大きな運送会社ですので、それだけ顧客も多く、様々な人がいます。中には、理不尽な文句を言ってくるお客もいるでしょう。

ヤマト運輸のセールスドライバーとして働くメリット

荷物

①ルーティンワークである

ヤマト運輸セールスドライバーの仕事は、作業も多く肉体労働ですが、日々の仕事にとくに大きな変化はありませんので、一度慣れてしまえば簡単です。ルーティンワークですので、マーケティングや企画立案とった業務をする必要はありません。安全運転にさえ気をつければ十分です。

②安定した収入を得られる

ヤマト運輸セールスドライバーの給与は基本給+インセンティブ(成果報酬金)で成り立っています。基本給はやや低めに設定されていますが、インセンティブ報酬がある分、月の平均給与は25~35万円ほどと、やや高めです。

ヤマト運輸ホームページの求人では、東京都の正社員の月収例は44万円と表示されていますので、大手というだけあり、給料は手厚いようです。

③充実した福利厚生

こちらも大手ならではの特徴ですが、ヤマト運輸には充実した福利厚生があります。こちら、ヤマト運輸のホームページに記載されている福利厚生の一覧です。

◆昇給/年1回(人事考課による)
◆社会保険完備
◆育児休業 / 育児短時間勤務制度
◆介護休業 / 介護短時間勤務制度
◆慶弔見舞金贈呈
(結婚祝金/出産祝金/入学祝金)
◆社員持株制度
◆退職金制度あり
◆制服貸与
◆喫煙区分有
ヤマト運輸 公式企業サイトより引用 https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/corp/recruit/career/ 

他にも、会員制スポーツクラブが利用可能であったり、自動車保険の割引制度があったりします。子供がいる場合には、最低でも月3万円の家族手当をもらうこともできます。

日々の業務は忙しいですが、休日をしっかり確保することができるのも特徴です。毎月8~10日の休日が取得できますので、自分の時間を確保することも可能ですね。

④自分にあった働き方ができる

ヤマト運輸が募集しているのは正社員だけではありません。正社員のほかに、契約社員やパート、アルバイトの募集も行っております。給料は正社員に劣りますが、より短い時間で自分に合った働き方を見つけることができます。

また、募集職種としてもセールスドライバーのほかに、「宅急便受付・事務作業」「仕分け作業」「倉庫内軽作業」「フォークリフト乗務」「倉庫内事務」など様々ですので、ヤマト運輸で自分にあったお仕事を探してみてはいかがでしょうか。

④未経験からでも働ける

ヤマト運輸のセールスドライバーは、未経験からでも挑戦することができます。そもそも、セールスドライバーの方の中には、前職で全く別の仕事についていたという人が少なくありません。

ヤマト運輸 応募の必須条件
・普通自動車免許(AT限定可/取得後1年以上)
・定年65歳まで

応募の必須条件はこの2点のみです。特別な運転免許を所持している必要はなく、普通免許さえ取得していれば応募が可能です。

昨今のドライバー不足の影響もあり、セールスドライバーの転職は比較的容易であるといえるかもしれません。

まとめ

ヤマト運輸には良い面もある

いかがでしたでしょうか。

ヤマト運輸は、ネットの噂通りきつい面も多いかもしれません。まして、今物流業界は人手不足に陥っていますので、現役のトラックドライバーにそのしわ寄せがきているのも事実です。ですが一方で、誰もが知っている大きな会社であるだけに、安定したお給料や充実した福利厚生というメリットもあります。また、ヤマト運輸は未経験からでも働くことができますので、これからトラックドライバーという仕事に挑戦したいと考えている人は検討してみてはいかがでしょうか。

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